ブランドコンセプトメイク、Web事業インキュベーション、「戦略」×「Web」コンサルティング、プロジェクト実行支援、経営コンサルティング、Webプロデュースなど、様々な分野において選択肢を創造しストーリーを育む会社 株式会社カルティベートストーリーズ

コンテンツメニュー

コラム

経営に“近い”仕事とは?

2018/02/16

コンサルティングファームにお勤めの方から頻繁にキャリアに関する相談をいただく。

私は、必ずと言っていいほど、「〇〇さんは、将来にどのような仕事に就きたいですか」と聞く。

良くある回答に、「経営に近い仕事をしたい」といったものがある。

『経営に近い仕事』とはいったい何だろうか。

私が知る限りで、経営そのもの、もしくは経営に近いと思われる役割・職種は以下ではないかと考える。

-----

  • (1)代表取締役
  • (2)取締役
  • (3)執行役員
  • (4)経営企画
  • (5)財務
  • (6)事業部門(の部長及びその候補)
-----

取締役会に出席をして意思決定をするのは、(1)と(2)という点で(3)~(6)とは大きな差がある。
(3)~(6)は経営課題に対して草案を作ることはあっても、それを取締役会に付議して決議をするのは(1)と(2)の役割になる。

“経営に近い仕事をしたい”という方は、なぜ“経営をしたい”という表現をしないのだろうか。本当に経営をしたいのであれば、わざわざ“近い”という表現を加える必要はないはずだ。

そこには、経営者をやりたい(という憧れはある)が、(この状況では能力・経験が不足し)経営者として迎えられることはないだろうから、経営者に近い場所で働き機会を伺いたい、という思惑があるのではないだろうか。

経営という仕事は、自ら環境を作り、その環境を他人に与える、という側面がある。環境が整えられるのを待っているようであれば、経営者として迎えられることは難しいと考えるべきではないか。

『環境を作る能力・経験』は経営者になるためにとても重要なことだが、これは大企業であれば尚更だが、企業の社員として働いていても中々そのような経験を積むことは難しい。

自ら創業者となり代表取締役となって会社を始めるか、10人に満たないスタートアップに転職するのは、その経験を得る上で良い方法ではないだろうか。

仮に、そこで思うような成果が出なかったとしても、その経験は必須であり、その次のステージでの挑戦には役に立つはずだ。

もし、経営者になりたいのではなく、経営に近い仕事を本当に望むようであれば、その時は、経営企画、財務といった具体的な職種を決めて転職活動を進める方がより良い結果に繋がるのではないかと考える。

コラム一覧に戻る

運営サービス

  • はたらきウーマン
  • 挑戦キャリア

アクセス

GoogleMapsで見る

株式会社カルティベートストーリーズ
〒150-0013
東京都渋谷区恵比寿4-10-3 あすかビル2階
電話:03-5488-7467
有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-307468